Vol.06

良い火花と良い燃料!

ガソリンエンジンに必要な要素に「良い火花、良い燃料」というものがあります。

今回は、消耗部品でもあり、すぐに交換しやすい「スパークプラグ」と「フューエル(燃料)フィルター」を交換したいと思います。

 昔はプラグの点検・清掃はクルマのメンテの基本でしたが、最近のクルマは10万キロ無交換とか当たり前ですね。中古車だと、どんな常態か不明ですので真っ先に交換します。

まずはプラグ交換から始めます。

 

まずはプラグ交換

プラグホールにアクセスするためにプラグコードを引き抜きます。

 

プラグコードを引き抜きます

最近のクルマはエンジン上部がカバーで覆われていたり、プラグコードではなく、箱状の部品が付いてる「ダイレクトイグニッション」も多く、それらを外してプラグまでたどり着くのも大変です。しかしNAロードスターは昔ながらのクルマなのでそういった作業は無くて楽ですw

プラグソケット

プラグソケット各種

必要となるのがプラグソケット。クルマによってプラグサイズは様々です。アストロでは最近の車種用に薄型のものや12PTのソケットも用意していますが、NAロードスターは普通サイズの16mmで大丈夫です。

プラグを外す前にできればプラグホールの中をエアブローしてゴミやホコリを飛ばしておきたいですね。
プラグを外す前に、できればプラグホールの中をエアブローしてゴミやホコリを飛ばしておきたいですね。燃焼室の中に小さなゴミを落としたくは無いですから。

ラチェットやT型ハンドルなどにプラグソケットを取り付けてプラグを外します
ラチェットやT型ハンドルなどにプラグソケットを取り付けてプラグを外します。

使用後のプラグはこのように汚れています
使用後のプラグはこのように汚れています。電極のすり減りもなく、まだ使えそうですが、今回は交換します。

新品のプラグとの比較。右が新品。
新品のプラグとの比較。右が新品。

アストロ超耐熱スレッドコンパウンド

プラグにスレッドコンパウンド

取付時に熱カジリ(高温による固着)の防止のためにスレッドコンパウンドをプラグに使用するのも一般的に広まっていますが、メーカーによっては使用を推奨していない場合もあります。使用については諸説ありますので、判断はご自身でお願いします。

プラグを手探りで締め始める
ここからが本番です。プラグを締める時はハンドルを外し、ソケットとエクステンションだけで手の感触で締め始めます。 いきなりハンドルを使って締め込むと、斜めに締め込んでネジ山を壊してしまう恐れがあるので、それを防ぐためです。

 

斜めに締めないためのコツとしては、最初に一旦逆方向(緩め方向)に廻してコツンという感触がしたら、そこがネジ山の開始点です。そこから締め始めれば、ねじ山に真っ直ぐに締め込むことができます。

プラグ締め込み
本締めは新品時で1/2回転。使用済みプラグで1/12回転が目安です。トルクレンチを使用する場合は25N・mくらいです。締めすぎないようにしましょう。

プラグコードを装着
最後に元通りの位置にプラグコードを戻せば完了です。



次はフューエル(燃料)フィルターの交換です。

これも中々交換されない部品ですが、旧いクルマではどんな状態になってるか不明なので真っ先に交換したいですね。

 

新品のフューエルフィルター

マツダから純正部品を取り寄せました。

そのままフィルターからホースを外すと燃料パイプ内のガソリンが噴出しますので、まずはその圧を抜きます。

燃料ポンプのカプラー

NAロードスターの場合はステアリングコラム下の燃料ポンプ用の黄色いカプラー(画像の赤丸)を外してエンジンを掛けます。そうすれば燃料ポンプの動作が止まっているので、パイプ内の燃料を使い切ってエンスト状態になれば完了です。


このカバーの奥にフィルターがありますので5箇所のクリップ類をドライバーを使って取り外します。

ロードスターのフューエルフィルター

フューエルフィルター

カバーを取り外すとフューエルフィルターが見えました。次にIN側のホースとOUT側のホースが接続されているので、まずホースクリップを取り外していきます。

2007000001240 AP ホースピンチャープライヤー
AP ホースピンチャープライヤー

ゴム製のホース外しの際、挟んで液体の流失を防ぎます。ワンアクションで脱着可能なロック式。

2007000011287 AP ホースリムーブプライヤー
ホースリムーブプライヤー レンチ付

ホースにセットし、広げることでホースを無理なく押し出しながら取り外せるプライヤーです。



ホースクランプでIN、OUT側両方のホースを挟んでから(画像の赤丸)ホースリムーブプライヤーを使ってホースを外していきます(画像の黃丸)

燃料フィルター取り外し
ホースは簡単に外れました、画像はステーごとフィルターを取り外した後です。

フィルター内に残っていたガソリンが多少は出てくるので何か下で受ける容器が必要です。

新しい燃料フィルター
ステーを取り外し、新品のフューエールフィルターを取り付けてホースなどを元通りに戻せば完了です。

 

取り外したフィルター
せっかくなので古いフィルターがどのような状態か開けてみたいと思います。

開けたフィルター
エアソーで切断してみました。ゴミのように見えるのは切断時に中のフィルターが削れたカスです。

フィルターの内部
内部のフィルターはろ紙のような素材で、色は真っ黒になっています。

ろ紙
このようにダンボールのような波目の紙が芯の部分にロール状に巻かれています。

フィルター内部
中身を取り出したケース内はキレイで、特に大きなゴミなどは無いようでした。