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ノギスの正しい使い方!工具専門店が解説します

目次

ノギスについて

ノギスは昔からある計測器で、現場で用いられているのはもちろん、近年では日曜大工やDIY用として個人が買い求めるケースも増えています。ただ、ノギスは一般的な定規や物差しと違って特殊な形をしているので、初めて使う時に戸惑う方は多いでしょう。


そこで今回は、ノギスを初めとする工具を専門に扱う工具店であるアストロプロダクツが、ノギスの基礎知識や正しい使い方をわかりやすく解説します。
これからノギスの購入を検討されている方のために、おすすめのノギスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

物の長さを精密に測れるノギス



ノギスとは、物の長さを正確に測りたい時に使用する測定器の一種です。
目盛りのついた本尺(メインスケール)に、クチバシやジョウ、デプスバーなどが搭載されており、これ一つで物の外側・内側・段差・深さの4つを測定する事ができます。
非常に使い勝手の良い測定器である事から、製缶業やフライズ盤といった加工現場などで多用されています。

ノギスの種類はアナログからデジタルまで多種多様

ノギスの歴史は17世紀から始まっていますが、当時は物をはさんで外寸の見当を付けるだけのアバウトな物でした。
しかし、時代と共にノギスに改良が施され、現在は標準(初期)ノギス、ダイヤルノギス、デジタルノギスの3種類に分類されています。

標準ノギス

標準ノギスとはメインスケールに記された本尺目盛とジョウに記された副尺目盛(バーニヤ目盛)を組み合わせて機械的に長さを測定する昔ながらのアナログ測定器です。
作りがシンプルで、電源を必要としないところが特徴ですが、二つの目盛を組み合わせて測定値を読み取る作業に時間がかかる上、視差によって測定値を誤認してしまう可能性があるところが難点です。

ダイヤルノギス

標準ノギスの難点を解消するために開発されたのがダイヤルノギスで、前者は腕時計のようなダイヤルの面上で測定値を直に読み取る事ができます。

デジタルノギス

そして近年ではさらに高精度かつ手軽に測定できるデジタルノギスが主流になっています。
デジタルノギスの場合、測定結果が数値としてディスプレイに表示されるので、いちいち目盛を読み取る必要はありません。電池は必要ですが、精度の高さや手軽さは他のノギスを大きく上回っており、かつ値段もリーズナブルな物が流通している事から、現在はデジタルノギスを使用している現場が増えてきています。

挟み方や目盛の見方に注意! ノギスの正しい使い方

ノギスの使い方は非常にシンプルで、ジョウと呼ばれる副尺をスライドさせて物を挟み、目盛を読み取るだけです。
ただ、使い方を誤ると正確に長さを測定できなくなるので、初めに正しい使い方を学んでおきましょう。

物に対してノギスが直角になるように挟む

ノギスは物を挟む事によって長さを測定する仕組みになっているので、測定物をきちんと挟めないと正確な数値を割り出せません。
特に円筒形の物を測定する場合、ノギスが滑ってななめになってしまいがちなので、測定物の軸方向に対してノギスが直角になるようきちんと物を挟みましょう。

目盛りは垂直に読み取る

標準ノギスでは本尺と副尺の目盛りが一直線上にある点を見つけて測定しますが、本尺と副尺には段差があるため、斜め方向から読み取ると誤差が生じてしまいます。
測定値を確認する時は目盛のある方向に対して垂直に読み取るようにしましょう。

本尺目盛+副尺目盛で測定値がわかる

標準ノギスでは、本尺目盛に副尺目盛を足した物を測定値として読み取ります。
ここで言う副尺目盛とは、本尺目盛と副尺目盛が一直線にある点の事です。
以上が標準ノギスの正しい使い方ですが、目盛の読み方は誤差が生じやすいので、初めての方は手軽なデジタルノギスが扱いやすいでしょう。

ニーズに合わせて選べるおすすめノギスをご紹介

ここでは初めての方でも扱いやすいおすすめノギスを4つご紹介します。
ノギス選びにお悩みの際にはぜひ参考にしてみてください。

AP ノギス 150mm

AP ノギス 150mm
AP ノギス 150mm
ミリとインチの両方を測定できるアナログ型ノギスです。
長さ・内外径・深さを誤差±0.02mmで測定できます。

AP ポケットノギス 150mm

AP ポケットノギス 150mm
AP ポケットノギス 150mm
測定ジョウの代わりにクリップ部をスライドさせて測定するポケットサイズのノギスです。
先程紹介したAPノギスは全長230mmですが、こちらのポケットノギスは全長162mmとコンパクトな上、重量もわずか8.5gと軽量なので持ち歩きに便利です。
それでいて測定範囲は標準のAPノギスと同じなので、物の測定に支障が出る事はありません。

AP デジタルノギス 150mm

AP デジタルノギス 150mm
AP デジタルノギス 150mm
測定値を液晶画面で確認できるデジタル式ノギスです。
内外径や深さ、段差測定はもちろん、0点表示機能が付いているので比較測定も行う事ができます。
電源にはオートON/OFF機能が搭載されており、電池残量が少なくなってくると点滅して知らせてくれます。

AP デジタルカーボンノギス 150mm

AP デジタルカーボンノギス 150mm
AP デジタルカーボンノギス 150mm
機能はAPデジタルノギスと同じですが、カーボンプラスチックを使っているところが特徴です。
ステンレス製ノギスの重量が160gであるのに対し、APデジタルカーボンノギスはわずか55gと軽量なので、より楽に扱えます。
また、金属より柔らかいので測定物を傷付けにくいところもカーボンノギスならではのメリットです。

ノギスは物の長さを正確に測りたい時に役立つアイテム

ノギスは内外径だけでなく、段差や深さまで測定できる便利なアイテムです。
普通の物差しに比べるといろいろな装置がついているので、初めて使用する方は戸惑うかもしれませんが、一度正しい使い方を覚えれば手早く物の長さを測定できるでしょう。
特に最近は手軽に長さを読み取れるデジタル式ノギスも多く流通していますので、色々な種類のノギスをチェックしてニーズに合った商品を選びましょう。
アストロプロダクツでは今回ご紹介した商品の他にも、いろいろなノギスを販売しておりますので、自分にぴったりのノギスを探してみてください。