作業は傾斜の無い固く平らな場所で行ってください。
AT車の場合はシフトレバーを、必ず「P」レンジにします。
エンジンを切り、サイドブレーキをしっかりとかけます。
交換するタイヤの体格にあるタイヤに輪止めをセットします。
ジャッキアップした車体は不安定な状態になりますので、車体が移動してジャッキが外れてしまうなどの事故を防ぐためです。
ジャッキをジャッキアップポイントにセットし、ジャッキアップします。
ジャッキアップポイントは使用するジャッキ、車両によって異なりますので、必ず取扱説明書などで確認してください。
今回はデフケースに掛けます。
耐荷重1.5tのアルミニウムとスチールのジャッキです。
フレームがアルミニウム製の為、大変軽くなっています。
2つのポンプピストンで、少ないストロークでアームを上げることができます。
耐荷重2000kgまで対応可なジャッキです。
2つのポンプピストンで、少ないストロークでアームを上げることができます。
タイヤが地面から浮かない程度にジャッキアップしたら、ホイールナットを少し緩めます。
ナットは軽く緩める程度で、まだ取り外しません。
これはホイールを浮いた状態にしてしまうと、空転してしまうのを防ぐためです。
◯AP 1/2DR 18V コードレス ブラシレスインパクトレンチ
ブラシレスモーター採用のコードレスインパクトレンチです。
・220NmのMAXトルクです。
家庭用電源で使えるハイパワー電動インパクトレンチ
・510NmのMAXトルクです。
◯ AP 1/2DR ホイールナットインパクトソケット 3個セット
ホイールナットの脱着に使用するインパクトレンチ対応のソケットです。
スピーディーに回せる十字構造で、力も掛けやすく、タイヤ交換作業がはかどる、クロスリムレンチです。
タイヤが完全に地表から浮く地点までジャッキアップし、指定された場所にリジットラックを掛けます(車両によって場所は異なりますので、必ず取扱説明書などで確認してください)。
ホイールナットを完全に緩め、タイヤを取り外します。
外したホイールナットは、直接地面に置くと砂粒などを噛みこんでしまう恐れがありますので、トレーなど汚れのない場所においておきましょう。
車輌をジャッキアップした際に、保持するリジットラックです。
段階ごとに高さを調整して、ピンで固定できます。
ゴムパッド付きなので、当たり面に傷を付けにくくなっています。
強力マグネットを装備したマグトレーです。
ネジやボルト等をしっかりと保持します。
マグネットを利用してツールボックス等の脇に取り付けることも出来ます。
交換するタイヤを装着し、ナットを軽く締めます。
十字レンチ、もしくはインパクトレンチをゆっくり回転させて占めていきます(あくまでも仮締めです)。
その際、対角線上に締めていき、バランス良くタイヤが装着されるようにします。
ホイールナットは、図のように対角線上の順番でバランス良く締め付けていきます。
車両をジャッキから下ろし、荷重が掛かった状態で、ホイールナットを本締めします。
トルクレンチを使用して、車両の指定トルクでホイールナットを締めます。
車両によって指定トルクが異なりますので、必ず説明書などで確認してください。
今回は85Nmにセットしてます。
乗用車のホイールナットの締め付けに最適なプリセット型トルクレンチです。
※今回ご紹介した作業は、あくまで一例であり、車種・作業環境・対象物の状態によって異なります。