
洗車の拭き上げに便利!おすすめブロワーと失敗しない選び方・使い方を徹底解説

目次
洗車時の拭き上げに活躍するブロワーについて、基礎編「ブロワーの種類を知る」では、それぞれのメリット、デメリット、特徴と選び方の注意点を解説しています。
実践偏「ブロワーの失敗しない選び方」では、洗車時の拭き上げとカークリーニングに適したブロワーの選び方、応用編「洗車や車内のクリーニングに役立つブロワーの使い方」では具体的な使い方を解説します。
工具専門店アストロプロダクツがおすすめするブロワーもご紹介していますので、ブロワー選びに役立ててください。
ブロワーとは
「ブロワー」とは、送風機のことです。送風機は、形状や機能、用途によって換気扇や扇風機など様々な種類があります。 ここで解説するブロワーは、落葉の清掃や洗車時の拭き上げの際に使用するタイプです。ブロワーは、動力、使い方・形、送風集塵機能によって分類されます。
【基礎編】ブロワーの種類を知る

ブロワーの種類は、表のように大きく3分類され、さらに7つの種類に分けられます。
「動力」の違いは、ファンを回転させる動力が「電動モーター」か「燃料エンジン」かの違いと、電源の違いで3種類になります。
「使い方・形の違い」は、動力と関係し、電動モーターは「ハンディタイプ」燃料エンジン式は「本体背負いタイプ」の2種類です。
「送風集塵機能の違い」は、「送風専用タイプ」か「集塵機能付きタイプ」かの2種類があります。
1.動力の違い3種類
ブロワーの「動力の違い」による3種類について、電源による「AC電源式」と「バッテリー電源式」、燃料エンジンによる「エンジン式」について、それぞれのメリットとデメリットを含めて特徴を解説します。
AC電源式

「AC電源式」のブロワーは、小型から、比較的風量が大きめの中型タイプまであります。
電源のある場所のみでしか使用できない、というデメリットがありますが、使用時間を気にせず使えることがメリットです。
バッテリー電源式

「バッテリー電源式」ブロワーは、電源の無い場所でも使用でき、コードがないため作業の自由度が高いことがメリットになります。
バッテリーによって使用時間に制限があることがデメリットです。
エンジン式

「エンジン式」ブロワーは、ガソリンなどの燃料で駆動します。
比較的大型のものが主流で、ブロワー本体が大きいのがデメリットです。風量が強いことがメリットになります。
2.使い方・形の違い2種類
ブロワーの「使い方・形の違い」による2種類について、それぞれの用途に加え、メリットとデメリットを解説します。
ハンディタイプ

「ハンディタイプ」のブロワーは、洗車時の拭き上げ処理にピッタリです。隙間などのゴミやホコリ除去にも適しています。
小型軽量で気軽に使用できることがメリットですが「本体背負いタイプ」と比べて風量が小さいのがデメリットです。
本体背負いタイプ

「ハンディタイプ」のブロワーは、洗車時の拭き上げ処理にピッタリです。隙間などのゴミやホコリ除去にも適しています。
小型軽量で気軽に使用できることがメリットですが「本体背負いタイプ」と比べて風量が小さいのがデメリットです。
3.送風集塵機能の違い2種類
ブロワーには「送風専用タイプ」と「集塵機能付きタイプ」の2種類があります。
それぞれのタイプの特徴と選び方について解説します。
送風専用タイプ

※構成案「図表2」シートに原表あり
「送風専用タイプ」ブロワーは、風を送ることだけに特化したブロワーです。操作は単純で、風量調節機能、複数形状のノズルがセットになったものもあります。選び方で注意が必要なのは、風量と風速のスペック比較です。価格とスペックを比べて、必要な風量があるものを選んでください。
集塵機能付きタイプ

「集塵機能付きタイプ」ブロワーは、送風に加えて吸引・集塵する機能がついています。ゴミやホコリを掃除機のように吸い込んで除去できます。 送風から集塵に切り替えた際の、パーツ変更や追加、使い方と、集塵力に注意して選びましょう。
【実践編】ブロワーの失敗しない選び方
洗車・カークリーニングに使用するブロワーの失敗しない選び方について解説します。
洗車、拭き上げでブロワーを効果的に活用するために必要な機能を軸に、ピッタリのブロワーを選べるようポイントをまとめました。
洗車・カークリーニング向きブロワーとは

洗車・カークリーニング向きブロワーの条件は、表のように3つあります。
作業の自由度が高い「コードレス」、洗車・拭き上げとカークリーニングどちらにも求められる「狭い細かい部分に使いやすいノズル」があること、車内クリーニングで役立つ「ゴミを吸い取れる集塵機能付き」です。
1.コードレスで使えるブロワーを選ぶ

洗車・カークリーニングに使用するブロワーは、拭き上げでもクリーニングでも、作業に自由度が高い「コードレスで使える」ブロワーを選びます。
種類としては「バッテリー電源タイプ」「ハンディタイプ」のブロワーになります。
電源が充電式バッテリーのため、連続使用時間の長さを必ず確認し、重量にも注意が必要です。
2.狭い細かい部分に使いやすいノズルで選ぶ

洗車時の拭き上げ作業でブロワーが活躍するのは、バックミラーのパーツやグリル部分など、狭い細かい部分・隙間に入った水滴を吹き飛ばすときです。
そのため、先端が細め「狭い細かい部分に使いやすいノズル」のブロワーを選びましょう。また、先端が平らで細い溝用やT型ノズルなど、複数形状のノズルがセットになったタイプなら、拭き上げ作業でもクリーニング作業でも便利です。
3.ゴミを吸い取れる集塵機能付きを選ぶ

カークリーニングで特に役立つのが「ゴミを吸い取れる集塵機能付き」ブロワーです。車内のシートやフロアマットなど、ゴミや砂、ホコリを吸引・除去できます。
注意が必要なのは、送風から集塵に切り替えるときの、パーツ変更や追加、集塵力に加え、吸引・集塵したゴミやホコリを貯めるダストバッグの容量と取り付け時の作業性です。
【応用編】洗車や車内のクリーニングに役立つブロワーの使い方
ブロワーが洗車や車内のクリーニングで活躍するのは、洗車時の拭き上げ作業で、グリルやサイドミラー、ドアバイザーなど、細かい部分に入り込んだ水滴を吹き飛ばすことと、車内のゴミなどを集塵機能で吸引することです。 ここでは、ブロワーによる拭き上げ作業について解説します。
ブロワー拭き上げ作業

ブロワー拭き上げ作業は、表の4番目にある、グリルの隙間、サイドミラーの内側、ドアバイザーの内側など、手が届きにくくウエスで拭きづらい部分の水滴を除去するステップです。
車内のシートやフロアマットなどのゴミやホコリを集塵・吸引するときも便利に活用できます。
1.狭い細かいパーツの水滴を吹き飛ばす
洗車をした場合、カーシャンプーや水が、狭い細かいパーツの内部に入ってしまいます。
グリルの隙間やサイドミラーの内側、ドアバイザーの内側など、水洗い後の水滴をウエスで拭きとる際も、なかなか拭き取りきれません。
そんな細かな部分の水滴は、ブロワーの送風で吹き飛ばし、内側から外側に飛び出した水滴をウエスで拭きとります。
注意が必要なのは、ブロワーのノズル先端で、パーツを傷つけないように、直接パーツには当てずに使用することです。
2.広い面は意外に苦手? 撥水剤を使う
撥水剤をボディ表面に塗っていない場合、車体にかけた水は、べったりと広く付着します。
水滴状にならず、べったり広がっている水は、風では飛びづらく、ブロワーで拭き上げるには時間もかかり非効率です。
洗車後に水滴をウエスで拭きとり、ボディに撥水剤を塗りましょう。
3.車内のゴミ吸引

集塵・吸引機能付きのブロワーなら、車内のクリーニングで掃除機代わりに使用できます。
フロアマットやシートのゴミ、ホコリを吸い取りましょう。
パネル周りのゴミやホコリは、集塵・吸引ではなく、ブロワーの送風で吹き飛ばし、汚れは車内用クリーニングペーパーなどで、拭き取ることをおすすめします。
おすすめのブロワーとクリーナー
工具専門店アストロプロダクツがおすすめする、洗車時の拭き上げにピッタリのブロワー3アイテムをご紹介します。ハンディタイプの使いやすいブロアーなので、作業性も抜群です。
また、ガレージや車内のクリーニングにおすすめで、ブロワーとしても使用できる乾湿両用クリーナーもセレクトしました。
是非、参考にしてください。
AP DC18V 充電式 ブロワー

AP DC18V 充電式ミニブロワー

AP 乾湿両用バキュームクリーナー

ブロワーで洗車の拭き上げを簡単完璧に
洗車時の拭き上げに最適なブロワーについて、基礎知識から失敗しない選び方、具体的な使い方、おすすめアイテムについて解説しました。
愛車を洗車したとき、狭い細かいパーツに残った水滴は、ウエスで拭き取るのも難しいですね。是非、ブロワーを使って拭き上げてください。