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車磨きのやり方を写真付きで解説。ポリッシャーを使って自分で磨こう

車磨きのやり方を写真付きで解説。ポリッシャーを使って自分で磨こう

定期的に洗車をしていても、年数が経過すると細かな傷や水垢で、愛車のボディーの艶は失われていきます。
そんなときは、電動ポリッシャーを使った本格的な車磨きで、見違えるような深い艶と輝きを取り戻しましょう。

この記事では、DIYで本格的な車磨きをするのに必要な工具とおすすめのアイテム、具体的な車磨きの手順を写真付きで解説します。

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車のボディーを磨くのに必要な道具

■工程別車のボディを磨くのに必要な道具
  洗車 下準備 下地
処理
仕上げ
処理
1.カーシャンプー      
2.鉄粉取り粘土      
3.マスキングテープ      
4.耐水ペーパー      
5.コンパウンド    
6.ポリッシャー    
7.バフ    
8.ワックス      

DIYで愛車のボディー磨きをするとき、電動ポリッシャーをはじめ、下地処理のためのカーシャンプーなど、準備が必要です。

ここでは、作業手順に沿った必要工具の解説に加え、工具専門店アストロプロダクツのおすすめ工具をご紹介します。

1.カーシャンプー

愛車のボディーを磨く作業を始める前に、最初に使用するのが「カーシャンプー」です。

車のボディー表面は、ほこりや砂、水垢の他に、油脂汚れ、ブレーキダストの鉄粉などが付着しています。これらが付着したまま作業を行うと、つやが出ないどころかキズを付けてしまう原因になります。

カーシャンプーは、車のボディーカラーと落としたい汚れに適した、泡立ちと泡切れがよいものを選んで使いましょう。

アストロ カーシャンプー 2L
アストロ カーシャンプー 2L
泡立ちがよく傷つきにくい、評判のカーシャンプー“アストロ カーシャンプー 2L”です。コンパウンドが入っていないボディーに優しいカーシャンプー。お客様レビューでも「泡立ちがよく車のボディーにも傷がつきにくい」「霧吹きに入れて使うと使い勝手がいい」など好評です。濃色、淡色、パール、メタリックとボディーカラー全色対応。20倍に希釈して使用するので、定期的に洗車する方でも、量を心配せずに長く使用できます。
 

2.鉄粉取り粘土

「鉄粉取り粘土」は、愛車のカーシャンプー後に、ボディーについた鉄粉、塗装ミスト、ピッチタールなどの汚れを取り除くために使用します。ボディーが濡れた状態が適切なので、乾かないうちに使いましょう。

鉄粉は、車のブレーキダストや、鉄材料を切削する建設現場近くなどで車に付着し、時間が経つと酸化してボディー表面に固着する、やっかいな汚れです。特にブレーキダストは、走行中にブレーキを掛けるだけで生じてしまう困りもの。

鉄粉が付着している車のボディー表面は、手でなでるとザラザラしています。
通常のボディーシャンプーでは落としづらい鉄粉汚れには、専用の鉄粉取り粘土を使用しましょう。

アストロ 鉄粉取り粘土 200g
アストロ 鉄粉取り粘土 200g
愛車のボディー表面に固着した鉄粉汚れを除去できる“アストロ 鉄粉取り粘土 200g”です。柔らかい粘土状なので、ボディー表面の凹凸にもなじみやすく、水を流しながら、なでるだけで固着した鉄粉が除去できます。ボディーカラーが濃色でも淡色でも使用できる、全色タイプです。
 

3.マスキングテープ

塗装作業で大活躍する「マスキングテープ」。ボディー磨きでは、電動ポリッシャーのバフで、ボディーのエッジ部分、ヘッドライトカバー、グリルカバー、パネルなどを誤って傷つけてしまうのを防ぐために使用します。

マスキングテープを選ぶときは、マスキングする車の部分の幅と長さに適したものを選んでください。

4.耐水ペーパー

「耐水ペーパー」は、愛車のボディー磨きの下準備として、ボディー表面の小さな傷や頑固な汚れを研磨するために使用します。

耐水ペーパーの特徴は、水研ぎができること。水研ぎとは、耐水ペーパーに水を付けて研磨することです。水なしで研磨する空研ぎよりも、仕上がる表面がなめらかにしやすく、また粉塵が飛散しにくい、目詰まりしにくいといったメリットがあります。

塗装表面のクリア層、ボディーカラーが塗装されているカラー層についた小傷には、番手#1000~#1500の目の細かい耐水ペーパーを使用しましょう。

AP 耐水ペーパー #1000 5枚入
AP 耐水ペーパー #1000 5枚入
極細目の“AP 耐水ペーパー #1000 5枚入”です。水研ぎができ、目詰まりしにくい、塗装などの仕上げ磨きに使用します。
 
AP 耐水ペーパー #1500 5枚入
AP 耐水ペーパー #1500 5枚入
極細目の中でも、さらに目が細かい“AP 耐水ペーパー #1500 5枚入”です。#1000よりも、さらに磨き上げるときに使用します。
 

5.コンパウンド

「コンパウンド」は、細かな傷を消すために使用する研磨剤です。液体とペーストの2種類があり、液体タイプは比較的目が細かく、ペーストタイプはやや目が粗く粒々があります。

液体タイプは、伸びがよく面積が広い車のボディー磨きに適していますが、飛び散りやすいのが難点。

ペーストタイプは、液体と比較すると伸びが悪く、広い面積の磨き作業では、ムラがでてしまう場合もあるため、使い方に注意が必要です。

とはいえ、特にこだわりが無いならば、使いやすい液体タイプを選ぶのがおすすめです。

アストロ 微粒子 液体コンパウンド 200ml
アストロ 微粒子 液体コンパウンド 200ml
ボディーカラー全色対応の“アストロ 微粒子 液体コンパウンド 200ml”です。粒度が約3~6μ、あくまでも目安ですが番手・約#3000~#4000で、微細傷消しにぴったりの液体コンパウンド。面積の広い塗装面やプラスチックの研磨に適しています。
 

6.ポリッシャー

「ポリッシャー」は、磨き作業に使用されるハンディタイプの電動工具で、円形のバフを回転させて、コンパウンドを用いての愛車のボディー表面についた細かな傷消し、水垢取り、塗装面の艶出しや、ワックス塗布などに使用されます。

ポリッシャーは、回転方法の違いで大きく3つのタイプに分類されます。バフを単純に1方向に回転させるシングルアクション、1方向の回転に変則的な動きを加えたギアアクション、回転運動と偏芯運動を組み合わせたダブルアクションの3つです。

手作業に比べ、労力は小さく楽に研磨作業ができ、広い面積の研磨でも、短時間で磨きを終えることができるのがメリット。

アクションタイプによって研磨力と使いやすさが異なるため、必ず動作を確認してから購入しましょう。

AP ウールバフ ソフト
AP 電動ポリッシャー 950W
洗車キズや水垢落としなど、車のボディー磨きには欠かせない電動ポリッシャーです。ポリッシャーパッドは面ファスナー式なので、コンパウンドの種類や研磨面に合わせて、簡単にスポンジバフを交換できます。回転速度はダイヤルで無段階に調整ができ、低速と調整した速度をワンタッチで切り替えできるセレクトスイッチを装備しています。トリガースイッチは、作動状態でロックができるので、作業中の負担を軽減でき、付属のハンドルは、左右どちらにも取り付け可能です。
 
AP ウールバフ ソフト
AP 電動ポリッシャー 950W EP683
洗車キズや水垢落としなど、車のボディー磨きには欠かせない電動ポリッシャーです。スポンジバフの脱着は面ファスナー式で、コンパウンドの種類や研磨面に合わせ、簡単に交換できます。ダイヤルスイッチにより、回転速度は無段階で調節可能です。作業中の手への負担を軽減するため、トリガースイッチのロックや防振ハンドルが付属しています。ハンドルは、左右どちらにも取り付け可能です。付属の変換アダプターは、アンビルを「5/16-24」サイズに変換できます。
 

7.バフ

磨き作業で、愛車のボディーに直接触れるのが「バフ」です。バフ選びのポイントは素材と厚み。磨き作業の段階に適した素材のバフを選んでください。また、厚みがあるほど、ポリッシャーの回転部分がボディーに接触しにくくなります。

車のボディー磨きには、「ウールバフ」と「ウレタンバフ」が使用され、それぞれ、使い方が違います。

ウールバフは、磨き作業の下地処理、主に傷消し作業に使用し、やや粗い細目か中目のコンパウンドと一緒に使用してください。

ウレタンバフは、艶出し・仕上げ作業に使用し、コンパウンドも艶出し・仕上げ用の粒度が細かいものを使用します。

AP ウールバフ ソフト
AP ウールバフ ソフト
下地処理に使用する“AP ウールバフ ソフト”です。電動ポリッシャーで、粒度が細目や中目のコンパウンドを使った傷消し作業に使用します。
 

8.ワックス

「ワックス」は愛車のボディー磨き作業の最終工程で使用します。

ワックスには、固形、半練り、液状の3種類があり、形状によって、仕上がりと塗布後の塗装面保護力、作業に要する労力が異なります。

固形ワックスは保護力が強く仕上がりもよいですが、慣れていないと扱いにくくムラができやすいため作業に大きな労力を要する場合があります。一方、液状ワックスは作業が楽で、短時間で済みますが、保護力、仕上がり共に固形ワックスほどではありません。半練りワックスは、固形ワックスと液状ワックスの中間ぐらいの労力と仕上がりです。

ワックス選びで注意が必要なのは、コンパウンドが入っているか、いないかで、半練りや液状ワックスには、コンパウンドが含有される場合が多々あります。車のボディーカラーが濃色の場合、全色に対応していないコンパウンド入りワックスを使用すると、細かな傷が目立ってしまいますので、注意してください。

後でご紹介する作業の例では、液体ワックスを使用しています。

 

車磨きの方法を写真付きで解説

車磨きの方法を写真付きで解説

今回磨き上げる愛車は20年落ちの中古車。ボディーの塗装面は、光が当たると放射状に細かい傷が入って反射した物がぼやけて映っている状態です。

ポリッシャーを使い、コンパウンドで塗装を一皮剥いて平滑な塗装面を出す、本格的なボディー磨きにチャレンジ。 どこまでボディーの光沢が復活するか、写真付きで解説します。

車磨きに使用する工具

使用する工具は、カーシャンプー、鉄粉取り粘土、マスキングテープ、耐水ペーパー、コンパウンド、ポリッシャーとウールバフ、ウレタンスポンジバフ、ワックスです。

Step1:まずは洗車

Step1:まずは洗車

愛車磨きの最初の作業は、カーシャンプーを使った洗車です。

車のボディー表面が砂やほこりなどで汚れたままポリッシャーを使うと擦り傷ができてしまうので洗車します。

カーシャンプーはボディー塗装面に付着した油脂汚れも落としてくれるので、充分泡立てて洗車し、仕上げは充分水で洗い流してください。

カーシャンプーで洗車が終わったら、ボディーに水を流しながら、鉄粉取り粘土で表面をなでるように軽くこすって、ボディー表面に固着した鉄粉を取り除きます。

Step2:マスキングで傷予防

マスキングで傷予防

ポリッシャーは研磨力が強力です。回転しているバフの端が、ボディーのエッジ部分やパネルの凸面にあたると、研磨し過ぎて塗装が剥がれてしまうことがあります。

ポリッシャーをかける前に、マスキングテープで保護しておきましょう。

Step3:目立った傷や荒れを磨く

Step3:目立った傷や荒れを磨く

車のボディーの塗装面に目立った深い傷や荒れがある場合は、#1000~#1500 番程度の耐水ペーパーであらかじめ磨いておきます。

コンパウンドで耐水ペーパー跡を磨いて消す

耐水ペーパーで目立った傷や荒れを磨いたら、コンパウンドを使って、耐水ペーパーの研磨跡を消しましょう。

Step4:コンパウンドをよく混ぜて少量をつける

Step4:コンパウンドをよく混ぜて少量をつける

液状タイプのコンパウンドは、使用する前によく振って撹拌してください。

コンパウンドは大量につけても研磨力はかわらないので、必要最低限の量をつけます。

写真ではコンパウンドをボディーに数滴つけていますが、これはポリッシャーでコンパウンドを伸ばすように研磨するためです。

Step5:ポリッシャーにウールバフを付けて研磨

Step5:ポリッシャーにウールバフを付けて研磨

ポリッシャーにゴムパッドを取り付け、さらに下地処理用のウールバフを取り付けます。 パッドは面ファスナー式なので、異なる種類のバフに付け替えるのも簡単にできます。

バフを取り付けたら、コンパウンドを軽く伸ばすように電動ポリッシャーを均一に動かして磨いてください。

手と腕だけで電動ポリッシャーを動かすのではなく、しっかり手で電動ポリッシャーを固定し、身体ごと動いて磨くのがコツです。

Step6:スポンジバフで研磨

Step6:スポンジバフで研磨

下地処理が終わったら、電動ポリッシャーのバフを仕上げ用のスポンジバフに交換します。

スポンジバフの表面に超微粒子コンパウンドを塗って、ポリッシャーで仕上げ磨きをしてください。

Step7:液体ワックスで仕上げ磨き

Step7:液体ワックスで仕上げ磨き

ポリッシャーでの磨き作業が終わったら、ワックスで仕上げ磨きをしてください。今回は「液体ワックス仕上げ用」 を使って磨きます。

ワックスを塗布する前に、塗装面に残ったコンパウンド成分をよく拭き取って、液体ワックスを少量ボディーにつけましょう。

Step7:液体ワックスで仕上げ磨き

ボディーに液体ワックスをつけたら、キレイなウエスで伸ばしながら磨きます。

今回は手磨きですが、ポリッシャーを使って広い面積をワックス磨きするのもおすすめです。

 

車を磨けば見違えるような仕上がりに

車を磨けば見違えるような仕上がりに

ポリッシャーを使った愛車の本格ボディー磨きが終わりました。細かな傷がなくなり、荒れも消え、見違えるような仕上がりです。

車のボディーにツヤが戻り鏡面に

塗装面の艶が復活し、色鮮やかにツルツルの鏡面に戻ったことで、写真のように、空に浮かぶ雲や道路に立つ電柱、電線が映り込んでいます。

ポリッシャーをはじめ、必要工具を揃えれば、自宅のガレージで、水垢取りも艶出しも、納得するまで磨けます。

是非、チャレンジしてください。

※今回ご紹介した作業は、あくまで一例であり、車種・作業環境・対象物の状態によって異なります。

※実際に作業を行う際には、内容・手順を十分理解したうえで行ってください。

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