
サイドシルの補修 その2

サイドシルの型取りからパネル作成

前回制作したメス型です。今回はこれを元に貼り込むパネルを制作します。

ボディ側の表面に貼ったアルミテープの凸凹も見事に移し取られてますが、この段階では細部は気にせず進めていきます。

型取りの際、FRPが重力で落ちてしまって型が取れなかったサイドシル下の部分にアルミテープで継ぎ足しをします。
本職の方ならこの部分もきちんと型取りできるのでしょう…。


メス型の内側部分に離型用のワックスを塗っていきます、乾かしては塗り、を何回か繰り返します。


さらに万全を期すため、PVAという離形剤を塗りかさねます。FRP同士でがっちり貼り付いてしまっては無意味になってしまいますからね。

PVAを塗り終わり、乾くのを待ちます。

次はいよいよFRPの積層に移ります。正しい比率で硬化剤を投入します。

まずは表面にFRP樹脂を塗り込み次に…

グラスマットを貼り込んでいきます。FRP樹脂が染み込むように、気泡を追い出しながらローラーで押さえていきます。

だいたい必要と思われる部分にFRPを貼り終わりました。そんなに大きな面積では無いので2プライ(2層)の張り込みにとどめておきました。
ここから1週間放置して硬化した後に作業再開です
FRPの剥離

さあ、型から剥がす緊張の瞬間。隙間からコンプレッサーのエアを吹き込んでやると浮き上がってきます。

型と張り付くこともなく、無事に剥がれそうです、よかった。

完全に剥がれました、型どった方(オス)をボディ側に貼って使用します。