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基本工具 ドライバーの選び方、使い方
たぶんほとんどの方がご存知の工具、それがドライバー
皆さんがお住まいの地域のホームセンターやカー用品店、100均ショップですら扱っているドライバー。先端がプラスとマイナスの形状をしているヤツ、あれです。
ネジを回す工具なので「ねじ回し」と表現される分かりやすい工具ですね。
しかし! 意外と正しい使い方が出来ていない、それが「ドライバーあるある」です。
ネジには種類があります
ネジの起源は紀元前400年頃で、巻貝や木に巻き付いた植物だと言われています。
その後に構造を活かして、物を留める事や水を組み上げることなどに応用されましたが、作る人によってバラバラでした。
現在の様に同じサイズ、同じピッチのネジが作られるようになったのは、なんと西暦1800年代になってから。イギリスの産業革命により飛躍的に普及したのだそうです。
ちなみにその時の開発者名ジョセフ・ウィットワース(Joseph Whitworth)からウィットねじと名付けられました。
その後時代の流れと共にユニファイねじ、ISOメートルねじ規格などが考案され、現在に致ります。
そのため、世界各国ではユニファイねじ(インチ規格)とISO規格ねじ(メートル規格)が存在します。
なお、日本国内ではメートルねじが採用されています。
ネジにはプラスとマイナスがあります
そんなネジにはプラスとマイナスがありますが、なぜでしょうか。
実はマイナスネジの方が構造が簡単で古くから使われていました。当然ですが工具としてもマイナスドライバーの方が古くからありました。
ところがマイナスネジには「回しているとネジから外れやすい」という欠点があったのです(このネジから外れてしまう事をカムアウトと言います)。
そこで考案されたのがプラスネジで、ネジ頭に十字溝があります。これにより回していてもドライバー先端がネジから外れにくく、且つ溝が削れにくくなったため、現在はプラス頭のネジが圧倒的に多くなり、ドライバーもプラスが多く使われるようになりました。
ドライバーの回し方
さて、肝心なドライバーの使い方ですが、ネジを回す際にはちょっとしたコツがあります。これを知っているとネジを痛めにくくなり、適切な締め付けが出来るようになります。
そのコツとは――
ネジのサイズに合ったドライバーを使用する。
ネジ頭のプラスやマイナス溝にフィットする先端サイズのドライバーを使う事で、回すチカラがネジに正しく伝わります。
ネジを押しながら回す。
ネジに向かって押す事で、ドライバーの空回りやカムアウトを防ぎます。
空回りしてしまうと、ネジ頭のプラス・マイナスの溝が損傷して回せなくなってしまう事がありますので、注意が必要です。
イメージとしては、「押す力が7:回す力が3」という感じです。
この2点に注意するだけ! これだけでネジを正しく回すことが出来て、仕上がりもキレイになる事でしょう。
スタートアップアイテム
はじめての方にオススメなのは、いくつかのサイズが揃っているセットが良いと思います。
基本的なドライバーセット |
小さなネジの時はコレ |
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のASTRO DIY LAB(アストロ DIY ラボ)もお楽しみに!
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