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DIY ペイントガイド

ウレタン塗装
チャレンジ

バンパーや外装をDIYで塗装。
必要なものを全部まとめました。

1

まずはここから

塗料を選ぶ

カラーコードを確認しよう

純正色と同じ色を塗装する場合はカラーコードが必要です。エンジンルームの「型式表示プレート」に記載があります。ない場合はディーラーや塗装屋に確認。

型式表示プレートの場所

どれくらいの量が必要か

色と同じくらい大事なのが「量」です。ここを先に把握しておくと、スプレー缶なら必要な本数ガン用塗料なら注文するグラム数がすぐ決まります。車種ごとに各パーツの目安量をまとめているので、塗る範囲を合計してみてください。

セダンの必要容量 軽自動車の必要容量 ワンボックスの必要容量

※ 掲載の数値は目安です。塗り方・重ね塗りの回数・希釈率によって実際の使用量は異なります。余裕をもって多めに用意することをおすすめします。

塗り方を決める

同じ2液ウレタン塗料でも、吹き方をどちらにするかで、この先に用意するものが大きく変わります。塗る範囲と仕上がりの要求で決めましょう。どちらもカラーコードで注文すれば純正色に調色されます。

スプレー缶を手に持って吹くイラスト
選択肢 A

スプレー缶で塗る

コンプレッサーもエアスプレーガンも不要。缶を振ってそのまま吹けるので、バンパーやミラーなどの部分補修に向いています。

機材:不要 初期費用:小さい 向き:部分補修 調合・洗浄:なし
PG80調色 ウレタン2液型スプレー

PG80 / PROST・関西ペイント

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国産車・輸入車・バイク、全メーカー純正色に対応。ウレタン2液型なのでラッカーより強靭な塗膜が得られる

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エアスプレーガンを手に持って吹くイラスト
選択肢 B

エアスプレーガンで塗る

コンプレッサーなどの機材と、硬化剤・シンナーでの調合が必要です。手間はかかりますが、広い面をムラなく塗れて仕上がりも本格的。クルマ・バイクのメーカーと、必要な容量を選んで注文します。

機材:コンプレッサー+ガン 初期費用:大きい 向き:広い面・全塗装 調合・洗浄:あり

クルマ

バイク

選んだコースで、この先の必要なものが変わります

STEP 2「副材を揃える」と「道具の洗浄」は、エアスプレーガンを選んだ場合のみ必要な工程です。該当する見出しには「エアスプレーガンのみ」のバッジを表示しています。

2

塗料と一緒に

副材を揃える

塗料と一緒に買っておく消耗品です。クリヤーはどちらのコースでも必要。エアスプレーガンを選んだ場合は、これに調合用の硬化剤とシンナーが加わります。

クリヤー(上塗り)

カラーの上に重ねる透明の仕上げ材です。艶を出すと同時に、紫外線や洗車キズから色を守る保護層になります。省くとすぐに色あせます。実際に吹くのは STEP 5 本塗り の最後です。

調合用の副材エアスプレーガンのみ

缶入りの塗料は原液のままでは吹けません。硬化剤で塗膜を固め、シンナーで吹ける粘度まで薄めます。重量比での計量が必須で、目分量では硬化不良や垂れの原因になります。

副材の必要量を計算

kg
kg
硬化剤
希釈用シンナー

※ 配合はすべて重量比。0.1g単位のはかりで正確に計量してください。硬化剤を混ぜた塗料は保存できないため、使い切れる量で調合しましょう。

個別に揃えるのが面倒ならエアスプレーガンのみ

クリヤー・硬化剤・シンナーが最初から適正な比率で組まれたセットもあります。調合の計算をせずに済むうえ、ストレーナーや調色カップ、攪拌棒、マスキングテープまで入っているので、STEP 5 で用意するものがかなり減ります。初めての1台にはこちらが確実です。

関西ペイント PG80 SU クリヤー セット

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クリヤー+専用硬化剤+希釈用シンナーに、ペイントストレーナー5枚・調色カップ3個・攪拌棒・マスキングテープ・説明書が付属

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3

塗装前にまず揃える

機材を揃える

コンプレッサー・エアスプレーガン

安全装備

安全装備は省略しないでください

ウレタン塗料の硬化剤(イソシアネート)やシンナーのガスは有害です。換気した環境でも防毒マスク・手袋・保護メガネは必ず着用しましょう。

あると便利

必須ではないが、あれば作業が格段に楽になる

作業環境も仕上がりを左右します

ウレタン塗料は温度・湿度で硬化時間が変わります。推奨は気温20〜25℃・湿度60%以下。寒い日や雨の日は硬化が遅れ、湿度が高いと白くカブることがあります。温湿度計があれば作業日の判断がつきます。

4

密着力アップと傷の補修

下地処理

仕上がりの8割は下地で決まります

塗料は下地の状態をそのまま拾います。凹凸が残っていれば塗ってもそのまま浮き出ますし、油分や足付け不足があれば数か月で塗膜が剥がれます。塗ってから直すことはできません——研いで、脱脂して、プラサフを入れる。この地味な工程にどれだけ時間をかけたかが、そのまま艶と耐久性の差になります。ここは省略せず、丁寧に進めましょう。

洗車・清掃

研ぐ前に、まず洗います。砂やホコリが乗ったままペーパーを当てると、その粒を引きずって余計なキズを作ってしまうためです。洗車したら完全に乾かすこと。水が残っていると脱脂剤が効きません。エンブレム・モール・ライトなど、外せる部品はこの段階で外しておくと、マスキングの手間が減って境目もきれいに仕上がります。

洗車用品をもっと見る →

脱脂

塗装面に油分・ワックス・手の脂が残っていると、塗料が弾かれてブツやハジキ、剥がれの原因になります。ウエスに含ませて拭き取り、乾いたウエスで拭き上げます。作業前と塗装直前の2回行うのが基本です。

ウエス・ペーパーをもっと見る → 脱脂剤をもっと見る →

補修・足付け

ツルツルの既存塗装面に塗料はうまく定着しません。ペーパーで細かいキズをつけて塗料の食いつきをよくする作業が足付けです。浅い擦り傷はこのあとのプラサフでカバーできますが、深い傷や凹みは先にパテで埋め、乾燥後にペーパーで平滑に均してから進みます。

研磨にあると便利

手研ぎでもできますが、面が広いほど時間と体力を消耗します。均一に削るための道具があると仕上がりが安定します。

マスキング

塗料は思った以上に細かいミストになって飛び散ります。塗らない部分をあらかじめ覆っておくことで、境目がシャープに決まり、あとの拭き取りの手間もなくなります。本塗り(STEP 5)でも同じ道具を使うので、まとめて用意しておきましょう。

プラサフ

サビ止め(プライマー)と、下地の凹凸・色ムラを埋める役割(サーフェイサー)を兼ねた下塗り塗料です。これを挟むことで上塗りの発色が安定し、剥がれにくくなります。乾燥後は600〜800番で軽く研いで平滑にしてから本塗りへ進みます。

中研ぎ(プラサフの研ぎ)

プラサフは吹きっぱなしにせず、乾燥後に必ず研いで平らにします。この面がそのまま塗装の下地になるので、ここの平滑さが最終的な艶を決めます。番手は 600〜800番。足付け用の240〜400番では傷が深すぎ、仕上げ用の1000番以上では平らになりません。水研ぎ後はエアブローで水気と研ぎカスを完全に飛ばし、もう一度脱脂してから本塗りへ進みます。

600〜800番のペーパーを探す →
5

いよいよ色を入れる

本塗り

マスキング

プラサフを研いだあと、本塗り用にマスキングをやり直します。道具は STEP 4 のマスキングテープ・マスカー と同じものを使います。

塗料の調合エアスプレーガンのみ

カラーを吹く

吹く直前にもう一度エアブローでホコリを飛ばし、脱脂します。ガンは塗面から 15〜20cm 離し、一定の速度で平行に動かすのが基本。手首でなく体ごと動かすと速度が安定します。1/2〜1/3ずつ重ねながら、端から順に。

一度で決めようとしない

厚く塗ると必ず垂れます。薄く3回程度に分けて色を作りましょう。1回目は下地が透けていて構いません。塗り重ねの間隔(セッティングタイム)は5〜10分が目安で、指で触れずに表面のツヤが引くのを待ってから次を吹きます。

ぼかし

クリヤー(上塗り)

カラーが乾いたら、最後に STEP 2 で用意したクリヤー を重ねます。クリヤーも2〜3回に分けて、最後の1回はやや厚めに吹くと肌が滑らかになります。ここまでで吹き付けは完了です。

乾燥・硬化を待つ

ウレタン塗料は溶剤が飛んで乾くのと硬化剤で固まるのが別物です。表面が乾いていても中はまだ柔らかい状態で、ここで磨くと塗膜がヨレて台無しになります。

目安の時間と環境

気温20〜25℃・湿度60%以下が理想。指触乾燥は30分〜1時間、実用乾燥は半日〜1日、完全硬化までは1週間程度みておきましょう。仕上げ磨きに入るのは完全硬化後です。気温が低い日や湿度の高い日は、この時間がさらに延びます。

6

鏡面を目指して

仕上げ磨き

クリヤーを吹いただけでは、ゆず肌と呼ばれる微細な凹凸が残ります。サンドペーパー → コンパウンドの順で磨き上げましょう。塗膜が完全硬化してから(目安1週間)着手してください。

磨き用アイテム

あると便利

手磨きでも仕上がりますが、広い面を磨くならポリッシャーが圧倒的に楽です。

バフをもっと見る →
+

道具を長持ちさせる

道具の洗浄エアスプレーガンのみ

ご使用の前に

換気と保護具

ウレタン塗料・シンナーは有機溶剤です。硬化剤に含まれるイソシアネートは吸い込むと健康を損なうおそれがあります。必ず換気の良い場所で、有機ガス用の防毒マスク・保護手袋・保護メガネを着用してください。屋内の締め切った場所での作業は絶対に避けてください。

火気厳禁

消防法上の危険物(第四類)にあたります。作業中および乾燥中は、火気・静電気・スイッチの入切による火花を近づけないでください。ストーブや給湯器のある場所での作業は危険です。

保管

直射日光と高温を避け、火気のない冷暗所に立てて保管してください。硬化剤を混ぜた塗料は保存できません。子どもやペットの手の届かない場所に置いてください。

廃棄

余った塗料・シンナー、洗浄に使った廃液は、絶対に下水や側溝、地面に流さないでください。新聞紙やウエスに吸わせて完全に乾かすなど、お住まいの自治体の指示に従って処分してください。判断がつかない場合は自治体の窓口へご確認ください。

※ 本ページの手順は一般的な作業の流れを紹介するものです。塗料の配合比・乾燥時間・使用上の注意は製品によって異なりますので、ご使用前に必ず各製品の取扱説明およびSDS(安全データシート)をご確認ください。作業の結果や仕上がりを保証するものではありません。

わからないことがあれば、お問い合わせフォームまたは、お近くの店舗スタッフにお気軽にご相談ください。

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